膝のトラブルでの施術は、「正しい関節運動に導くこと、膝関節の隙間(裂隙)のクリアランスを調整する。滑液を循環させる。」という流れになります。
特に変形性膝関節症の場合はこの方法が最も効果が高いと考えて実施しています。
滑液は、車のエンジンに例えればエンジンオイルです。
オイルが不足していれば、摩擦でオーバーヒート、エンジン内が削れて当然ながらエンジンは壊れます。
変形性膝関節症を理解されていれば、膝の内側の隙間(裂隙)が減少してきます。
人は歩く時に膝の曲げ伸ばし地面に接地したときなどに裂隙のクリアランスが変化して滑液を膝関節内部で循環させています。
裂隙の減少で、動作をしても関節内で滑液が循環せず、最終的に裂隙に滑液が入らず、軟骨の削れを加速させてしまいます。
また、膝に問題を抱える人の多くが膝蓋骨の動きが悪化しています。
膝蓋骨も施術の重要なポイントです。
痛みを緩和するメインのポイントは滑液の循環。
膝関節の動きを軽くするポイントは滑液と膝蓋骨の動き、そして正しい関節運動に導くことです。
膝関節の動きが正しい方向に近づけば、歩行も正常に近づいてきます。
正常歩行であれば、大腿四頭筋の筋力増強は有効に行えます。
よく整形外科で医師から、散歩などして歩く時間を持った方が良いと言われると思います。
大腿四頭筋の筋力増強を目的とした発言ですが、痛みを抱えた状態での散歩やウォーキングは、寧ろ悪化させるだけです。
テーピングやサポーターを勧めることがありますが、私は反対派です。
膝の「水抜き」も反対です。
膝が腫れあがって動きもできないなら、少しは抜くことも1次的には致し方ないかもしれませんが、長い目で見ればあまりいい選択とは言えません。
テーピングやサポーターは膝を保護しているように思われるともいますが、別の見方をすれば「動きを制限」しています。
付けている「安心感」は理解できますが、膝関節がグラつくなど安定していないケースを除いて「改善」という目的を考えるとお勧めは出来ません。
結果的に付けていないと外出できない、筋力は低下する、この様な問題が出てきます。
膝の施術を筋肉をほぐすなどのテクニックでは、何も変化はありません。
腰や肩などは筋肉をほぐすだけでも、その場だけは少しは軽く感じることもあると思います。
理由は膝以外の関節周囲に筋肉があり、誤魔化しやすいからです。
膝の施術は特に技術を必要とします。
関節を理解しているのは、理学療法士だと自負しています。
私も病院にいたころ、介護施設、開業してからの整体で多くのお客様を見てきました。
変形が進んでいて人工関節にするか悩まれているなら、一度ご相談下さい。
「出来るだけ、自分の膝のままで生活したい。」
その様なお気持ちに結果でお応えします。
膝・腰 整体院TAKA
福岡県福岡市南区玉川町5-8
℡:092-555-9611
福岡市の膝の痛み、膝関節、腰痛の専門店 整体院TAKA
整体院TAKAは福岡市南区高宮の腰痛、膝の痛み・膝痛、膝関節を専門におこなう整体院です。骨盤矯正の施術経験も豊富で、お子さま同伴でも安心して施術に専念できる環境も整っています。